代表世話人ごあいさつ

福島県民が健康で長生きできるように。

 みなさま、骨粗鬆症という疾患をご存じでしょうか。骨粗鬆症という疾患をどのようにとらえていらっしゃるでしょうか。単なる高齢者の疾患で仕方のない疾患とお考えになっておられないでしょうか。実は、骨粗鬆症は内臓の病気にも関係し、骨粗鬆症により骨折を生じると長生きできなくなるという調査結果があるのです。また、高齢者の長引く腰痛の原因が、骨粗鬆症であることも少なくありません。福島県の骨粗鬆症検診率は、全国第3位と上位に位置しております。しかし、それでも検診率は13.1%にすぎません。実際、骨粗鬆症と診断し、適切に加療されている患者さんは少ないのが現状です。福島県は、震災以降高齢化がいっそう進んでいます。そんな中で、福島県民が健康で長生きできるように、骨粗鬆症の診断と治療をたくさん行うことを目的に臨床研究Project Fが立ち上がりました。県民のみなさまに、骨粗鬆症やProject Fに関心をもっていただければ幸いです。

福島県立医科大学医学部
整形外科学講座 主任教授

紺野 愼一

Konno Shinichi

事務局長ごあいさつ

Project Fは、福島県の骨粗鬆症診療の
底上げを目的に計画された、臨床研究です。

 各医療機関におかれましては、日々お忙しく診療なされていることと存じます。骨粗鬆症診療につきましても、その必要性はご存じでいらっしゃると思います。しかし、ガイドライン推奨の腰椎・大腿骨DXAをお持ちでなかったり、治療薬がたくさんありすぎて迷うなど、骨粗鬆症診療が煩雑と思ってしまう原因になっているのではないでしょうか。そのような場合、福島医大病院や寿泉堂綜合病院など、いくつかの医療機関で骨粗鬆症外来を開設したり、初診料がかからないDXAの共同利用を進めておりますので、お役立ていただければ幸いに存じます。Project Fは、福島県の骨粗鬆症診療の底上げを目的に計画された、臨床研究です。アンケート主体の観察研究で、お薬の指示などはまったくございません。患者さん、お一人お一人にご同意いただいて、調査を進めて参ります。福島県医師会にご協力をお願いさせていただいております。研究に際しましては、各地域にご説明とお願いに直接伺う所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

福島県立医科大学医学部
運動器骨代謝学講座 教授

山田 仁

Yamada Hitoshi